福島県阿武隈山麓のえごま畑の様子です。(2010年10月末)
金田油店で取り扱っている福島産えごま油の原料を見に来ました。
搾油をしている会社GNSさんは二本松市にあります。
残念ながら搾油はお休みの日でしたが、廣田さんに畑に案内していただきました。
シソ科のえごま、紫蘇より一回り大きな葉です。
収穫されまとめられて干している風景があちこちに広がります。
農家さん80軒近くが集まって、有機無農薬えごまを育てています。
ちょうど脱穀作業をしている方にお会いしました。
棒で根気よくたたいて種子を落とします。
とっても芳ばしい香り!小さな虫もいっぱい飛び跳ねています。
手作業でこれだけの種を取るのは大仕事。
貴重な貴重な、えごまの種子です。
これを選別し洗って乾燥させ軽く焙煎して搾り、ようやく黄金の油になります。
●えごま油ができるまで (PDFファイル)
えごまはオメガ3系(α-リノレン酸)の油として今大変注目されています。
同じ脂肪酸構成を持つ亜麻仁もありますが、えごまの方が食べやすい味です。
もちろん搾り方や焙煎や精製の有無で香りや味は違いますが、
こちらの
玉締め搾りえごま油はとても芳ばしく、和食にぴったりあうまろやかな味わいです。
この貴重な国産えごま油をふんだんに楽しめる鍋料理をご紹介します!
寒い時期に是非お試しください。
材料:
出汁(昆布+鯖節/混合がベスト)
かえし(味醂を半量に煮切ったもの2:薄口醤油1)
生姜スライス
豚肉(しゃぶしゃぶ用)
ほうれん草
椎茸などきのこ類
玉締め搾りえごま油
えごまペースト
柚子胡椒/生七味/酢橘・柚子など
作り方:
1、出汁は昆布と鯖節(または混合節・鰹など)で濃いめにとります。かえしも準備しましょう。
2、出汁5:かえし1を鍋に入れます。(味をみて塩を)
3、生姜のスライスをたっぷり加え、キノコ類を入れ煮立ってきたら豚肉をくぐらせ、
色がかわったら引き上げ、えごま油をかけていただきます。
ほうれん草も同様にしゃぶしゃぶで。
薬味は柚子胡椒がおすすめです。お出汁ごといただきます。
出汁が濃くなってきたらお湯を足して。
出汁と醤油、えごまの風味で豚肉とほうれん草が美味しい!
生姜で温まるし食べすぎちゃいますよ。
冷酒や焼酎、ビールでどうぞ。
1通り楽しんだら、もう1つの味で楽しんで。
国産えごまペーストを少し出汁で溶き伸ばしてかけてどうぞ!
こちらも病み付きです。
基本の鍋レシピは、
福島の居酒屋蘂(はなしべ)さんのご提供です。
蘂さんでは寒い間、「えごま豚」とえごまの搾りかすも利用したえごま豚しゃぶが味わえますよ!
行かれたら小関店長さんに「えごま大盛りで!」とご注文くださいね。
http://hanashibe.blog102.fc2.com/福島産えごま油、
えごまペーストはこちらです。